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「九十九里 海っ子ねぎ」販売再開!

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 2006年、JA山武郡市では「九十九里 海っ子ねぎ」というネギの販売をスタートしました。このネギは、収穫前に海水を散布して栽培する長ネギ。ある偶然から生まれたものでした。

 2002年、台風21号の影響で、管内の沿岸地域の農作物は潮風による塩害で枯れてしまいました。しかし、ネギだけは枯れず、むしろ例年より味が良くなっていました。このことに着目したJAと千葉県山武農林振興センター(現山武農業事務所)は調査、試験を重ね、2006年、ついに商品化しました。

 当初、テレビや新聞社で話題となったおかげで一気に知名度が上がり、販売は順調に進んでいました。JAが運営する農産物直売店「山武緑の風」を始め、都内スーパーを中心にたくさんのお店で販売されました。

 しかし、昨年3月に起きた東日本大震災の影響で、環境は一変しました。

 たくさんの人に味わってほしい。しかし、販売しても買ってもらえる保証はない。―販売6年目にして、作付けを見送りました。

 しかし今年に入り、「海っ子ねぎは出荷されないのか」という消費者やバイヤーからの問い合わせが相次いだことを受け、生産者、JA、県職員、市場担当者は慎重に協議を重ね、今年8月、作付け再開を決定しました。

 生産者の一人、瀧田修さんは「問い合わせはすごくうれしかった。しかし、販売しても売れるかどうかわからない状況では、作付け再開の判断はとても難しかった」と振り返ります。

 海っ子ねぎ生産者代表の長峯高明さんは「10月に都内の市場を訪ね、担当者と協議した。原発事故、風評被害など、農家にとっては不安な日々が続いたが、『前向きに販売していこう』という担当者の言葉には本当に励まされた」と話します。

 11月9日に行われた販売会議では、市場担当者から「昨年、作付けを見合わせたのは苦渋の決断だっただろう。しかし、お客さまは海っ子ねぎを待っている。今年は新たな海っ子ねぎ元年となるだろう」と生産者を激励する言葉をいただきました。

 11月20日、JAの集出荷場者に生産者4人とJA職員が集まり、2年ぶりの出荷を迎える海っ子ねぎの出来栄えを確認しました。長峯さんは「風評被害に効く特効薬はないし、全ては消費者の判断。それでも、出荷を待ち望んでくれている人のために、最高の海っ子ねぎを届けたい。そして、栽培をやめてしまった生産者がまた栽培をしたくなるような、新たに栽培に取り組みたいという生産者が増えてくるような、そんなブランド商品にしていけたら」と抱負を語りました。

 佐瀬信男代表理事組合長は「JA山武郡市の海っ子ブランド野菜の核になる、と思っていた矢先に東日本大震災が起きた。管内は津波の被害もあった上に、原発事故の影響で風評被害も受けた。生産者は大変苦しんだと思う。今年の海っ子ねぎはそんな生産者の思いがぎっしり詰まっているはず。JAとしてもブランド化に向けて力を入れたい」と話します。

 消費者やバイヤーからの「海っ子ねぎは販売されないのか」という期待の声が、生産者の心を動かし、販売再開につながりました。生産者は一昨年まで栽培に取り組んでいた約半数の19人。2年分の思いを込め、来年4月までに4万7千ケース(1ケース5キロ)の出荷を計画しています。

 ★「九十九里 海っ子ねぎ」の紹介ページはこちら


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