JA山武郡市

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千葉の郷土料理 太巻き寿司

太巻きずし

太巻き寿司は、古くから冠婚葬祭や地域の集まりの時のごちそうとして受け継がれ、千葉の郷土料理を最も代表するものです。

そのルーツは、「葬式の時の芋がらの煮付けを芯にしてにぎりめしをつくったもの」、あるいは「紀州の漁師が房総方面まで鰯を追いかけて来たときの弁当に持ってきためはりずしではないか」など説はいろいろありますが定かではありません。

いずれにしても、「具を芯にして巻く」という技法が原点になって、その時代の農産物や海産物などの食材を活かして冠婚葬祭や地域の集まりで作られ、家庭の中でも伝えられてきました。

その後、日本型食生活の見直しとともにこの太巻き寿司が注目され、技術の掘り起こしと多彩な巻き方の創作・伝承活動により、広く現在に受け継がれています。(千葉県ホームページより抜粋)

 

凝った絵柄が入るのが千葉県の太巻き寿司の特徴と言われており、中でもここ山武地域は、多くの場面で作られるばかりではなく、最も絵柄の研究が進んでいる地域です。まさに「さんぶの伝統的郷土料理」であり、大切な文化財と言えます。

「作って楽しい、見て楽しい、食べておいしい」が太巻き寿司の特徴。食べることが専門だった人は食べる前に絵柄の観賞を、絵柄に感動した人は作ることにも挑戦してみてはいかがでしょうか。